MUKU-DATA  変木:左から赤松→桧錆→香節(こぶし) 3000xΦ100mm

銘木屋さんへ行ったら立掛けてあった変木。
色の美しさに目を奪われる。

先日、検討中の木材の事で建築家が会社に来られた。
木を自然な形で優しく設えたいようであった。柔らかくという方が適しているのかもしれません。
色、節、香り、と。
杉材で節の程度の話となり、倉庫にある杉造作材を見てもらいながら
あれこれと確認をした。

優しく柔らかい感じで木を使いたいという事だったので節は邪魔になるのかなぁ・・
なんて思って上小節~無節の節の少ない造作材を見てもらった時に
「これだとちょっと強すぎるなぁ」と言ったいた。
『強すぎる』 かぁ。。。いい表現だなぁ って思いました。

節が多すぎると荒々しさが目立つし、無い事は余計に不自然で人為的に見えるらしい。

材木屋泣かせだなぁ・・・
材木屋にとって一番難しい要求は節の無い材ではなく、
特一という等級で節があり、それが生き節である事とその大きさ。
建築家さんは
更に節がその面に見えてくる程度、バランスを要求されているようにさえ感じました。

丸太の選木から行なわないといけませんね。
節の無い無節材より3倍4倍と手間のかかる作業です。

話がそれてしまいましたが、
建築家や工務店の皆様、
この主に茶室に使われている日本の木、色をした変木を
現代の住いに上手く設える事はできないものでしょうか?
これも『強すぎる』位の素材ではありますが
何かそれを上手く活かせないものでしょうか・・・
素材としては素晴しいもの面白いものと常日頃に思っているのですが・・・

これらの変木丸太に関しての説明がありましたので
御参考まで  →  吉兵玉井銘木店様HP 変木丸太

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